クワズイモデザインルーム







ぼくらの家ができてから

夫婦対談「クワズイモのくらし」


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nenga

2008年は、もろもろのモヤ〜っとした事情でフル活動出来ない状態での営業でした。2009年は…!まあ、同じような状況です。どうしても、前を前を向いてグワシグワシと進め…!という性格上、これはとても辛いものです。

でも、人生はままならん。 ままなる人生などないのです。 それがよくわかっただけでも、実りあった2008年。 2009年も、私にしかできないやり方で、生き抜いてみせます。

あなた様にも、どうぞ末永く、ご指導・ご鞭撻のほどを。

大掃除?おせち作り?忘年会??

いえいえ。

nenga

粘土こねてます。

ウチの年賀状は公用私用ともに、石粘土で作った人形を撮影してお届けしております。師走の声が聞こえてくるとそわそわと「今年はどうする?」「こういう設定考えてるんだけど」「ふむふむ」と、ミーチングが始まり、12月半ばには制作を始めます。今年は夫の発案で、とあるシーンを設定して制作しています。図書館やネットでの資料を駆使して究極の「なんじゃそりゃ」を目指します。

深い意味はありません。ただ粘土をこねていると、ともに無心になります。細部の一つ一つが上手くできてくると、ちょっと説明できないような高揚した心地になります。「おおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ〜う〜〜…」などという声が上がり、「すげーな」などとつぶやき、お互いの出来にジェラシー、アンド切磋琢磨。

アホだね〜。アホなんだねえ〜〜。

イル・フェ・ソワフさんの畑を撮影することになり、11月最後の日曜日(マジで快晴)、でかけてまいりました。畑は糸島半島にありますので、夫とドライブがてら、畑へおじゃますることにしました。

油山を10時半に出ると、糸島半島の向こう側半分にある洋食屋「グランパ」へは11時半ちょっと過ぎた頃に到着しました。ここは美味しいと評判を聞いていて、ずいぶん前から気になっていたお店。予約必須ということでした。

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評判通り、とってもとっても美味しかったです。田舎の洋食屋なんて銘打ってあるけど、地元のしみじみした食材を使いながら、きちんとしたライトフレンチ。田舎っぽすぎず、おなかにやさしく、しっかりした味と、家では作れないプロのワザ。どの項目ももらさずすばらしいバランスでしたよ。

あまりにも美味しかったので写真撮りました。

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メインの鶏の巻いたの。レンズ豆と、なにか柑橘系の香りのするフィリングとともにいただきます。

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デザートは大好物なのでますます得点高し、のフォンダンショコラ。注文してから作ってくださいます。濃厚な焼きたてのショコラにカツンとフォークをあてると、「あらっ」と簡単にくずれ、中からどっわ〜とチョコレートソースが流れ出します。あららあらら、などといいながら、美味しくいただきました。ミルクティーにしてもらったのですが、ハーブを添えてくださって、これがまたカフェインを少し弱めてくれて、やさしい味の紅茶になりました。

建物は、古民家に手入れを施してあり、カフェっぽいのですが、ここで洋食屋さんかあ、としみじみ。

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わんこが手押し車に乗って、あきらかに撮影拒否。手(前足)で「やめてください」のポーズ…。なぜ?

そのあと、「グランパ」近くの新しいパン屋さん「のたり」へ。まさに「自給自足」だの「クウネル」からそのままでてきたみたいな世界。粉の個性を生かしたシンプルパンと、あんこや柑橘、ドライフルーツなどそれぞれパン生地の滋味をそっと深めるハード系パンのラインナップ。ひとつだけテーブルがあり、イートインもできるようでした。

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今日は「くるみあん」の実店舗営業の日。「のたり」からすぐ近くの「くるみあん」へも立ち寄りました。ミルクパンが魅力的で夫婦並んで迷ったけど、お鍋の底が平らじゃなくて、ウチの電気クッカーには無理かな〜と、断念しました。今日はオーガニックコットンの下着をいくつか購入。そうそう、お店の前の「PAO」さんのパンも買いました。ここのパンもひじょ〜に私好み。

約束の時間にまだ少しあったので、途中の「緑の農園」で、「つまんでご卵」や陶翠苑の「炙り鯖寿司」「月のさかな」の生パスタなどいつもの大好物を購入しました。

そして到着、イル・フェ・ソワフさんの畑です。ずいぶん広いです!まるっきり陽に当たった明るい畑で、大将とトモキさん、そしてお店のお客さんでお手伝いの男性が3人で、楽しく畑仕事をなさっていました。

itoshima

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聞いてみると、お店が月曜日から土曜日まで毎日で、畑に日曜、ときには平日もちょっと畑に寄ったりするんですって。もう本当に朝から朝まで、お店のこと、なんですね〜。まっすぐでシンプルで、睡眠時間の少ない生活。私なんかの想像を絶するのだとは思いますが、それでもやはり、すてきな生活だと、思います。

ああ、楽しかった!!! 途中、別府の「江戸銀」でにぎりと助六を折り詰めにしてもらって帰宅。まだ日の沈まないうちに、緑茶を煎れて、お寿司をほおばりました。

福岡で本を出すということについて、私の仕事に深く関係することですので、よくおたずねを受けます。一体どんな感じになってるのか、その世界をご存じないのだけどとても興味があるという方は昨今とても多いようです。そのたびに、私はいっしょに仕事をしている人たちの篤い仕事ぶりをお話しするのです。

ま、そうは言っても百聞は一見に如かずなものですから。

J:COMチャンネル福岡の「ふくはく見聞録」の「福博で活躍する出版社」という番組で、福岡の出版社二社を取り上げてその活動を紹介しています。短い番組ですから、本当にそのさわりだけ、ということになりますが、ぜひご覧ください。熱心に仕事をしている人を見るのは何につけ楽しいものですね。

ブックオカ、今年も終わりました!

…はあ〜あ。

今年はことごとく仕事や体調不良に見舞われ、ほとんどイベント参加できずでありました。昨年の一箱古本市はとってもとっても楽しかったのになあ…。

年末に向けて、なんかいろいろ楽しくしよ〜…っと。

モロッコ本、できました!

校了からずいぶん時間が経ったのは、私の更新が遅れた…だけではないのです。あの校了後、もう一度いちから練り直し、全ページ作り直したのです!!!…ぜいぜいぜい。制作メンバー一同、「これではいかん!もっといい本を作らねばねばねば…!」と奮い立ち、がんばりました! それが、これ!

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いや〜、いい本になりました。使いやすくて美しく、ちまちまかわいいモロッコ紀行ガイドです。

著者はサラムモロッコの大西久恵さん。本の中に出てくる似顔絵の濃さがそのまま、という強印象の女性。一度お話しすると「この人なんか好きだなあ〜」と思わせる魅力的な人です。モロッコと周辺のツアーを企画・案内することを主な仕事としておられます。英語だけでなく、フランス語もペ〜ラペラらしい。ご本職も超多忙の中、なんと一度も締切を破らずに見事にスケジュール通りに発刊まで乗り切った、驚異の切れ者です。

イラストは、アートな占い師たたーたさん。「シティ情報Fukuoka CLASS」などでもご活躍の、なんかおもろい人。ぺらぺらぺら〜、ず〜ん、ふわ〜ん…と一定のリズムを描くことなく、たたずんでおられます。職業婦人ならず、職業不思議人という感じ。

またもや楽しい仕事となりました。

そうそう、モロッコおもしろそう、大西さんの実物が見たい、たたーたさんに翻弄されたい、そんなあなたにうってつけの企画があります!!!

モロッコの料理と旅の話を楽しむ夕べ 【日時】11月22日(土)16:00〜19:00 【会場】桜花庵(能古島・能古小学校近く) 【参加費】3000円(モロッコ料理とドリンク付き、定員30名)(要予約)

福岡の郷愁リゾート「能古島」で、モロッコを語りませんか。モロッコを食べませんか。ああ、なんかがキュンとうずいてませんか?

♪ぼくのこえが きみに とどいたら すてきなのに〜

福岡の本のお祭りイベント、ブックオカがはじまっています!

特に11月8日土曜日の「一箱古本市」は、けやき通りのお店の軒先をお借りして行われます。文庫本や単行本、洋書やマンガや雑誌まで、だれかに大事に読まれていた本が、けやき通りの秋の光を浴びて並んでいる様は、なんだかノスタルジックでとても美しいのです。本大好き!の人も、そうでもないけどヒマ〜の人も、ぜひ、一度お越しください。

書店通いのあなたなら、「福岡の書店員100名が選んだ激オシ文庫フェア」。書店員さんが、実際に読んで泣いて笑ったオススメの本に、推薦コピーを書いた帯を巻きました。特製ブックカバー(絵本作家・荒井良二さんによる描きおろし)&しおりのプレゼントもあり。これはゲットしに行かないと!

カフェ好きのあなたなら、本や絵本の中のあこがれレシピを再現した「カフェで再現!ブックレシピ」。お気に入りのあのカフェで期間限定のメニューが楽しめるときたら、これは絶対行っとかないと!

さて、どんな書店やカフェでこのイベントが行われているかは、ホームページでチェックしてくださいね!他のイベント情報も本当にたくさんありますよ〜。

私もさっそく11月1日に開催された共催イベント、 九州宣伝会議の「編集者になろう!セミナー」に参加してきました。当日はキャンセル待ちが出る大盛況。「シティ情報ふくおかCLASS」編集長の伊藤尚子さんと「epi」編集長の弓削聞平さんの対談でした。私も本づくりに携わる者として、うんうんと思うことや耳のいたたたと痛くなることがたくさんありました。

そうそう、ウチの近くのお店に、ブックオカのチラシを置いていただくようにお願いしてきました。 ● MADOKAさん(美味しいパンのお店) ● PASTA SHOPさん(美味しいパスタのお店) ● てのぎさん(美味しい定食のお店) ● スプーンフルさん/おさじさん(かわいい雑貨と美味しいお菓子のお店) どこもすこぶるヘビーローテーションのお店なので行って、ついでにチラシもゲットしてくださいな〜。

とにもかくにも、11月、福岡は本の町ですよ!

2008年10月31日

先々週から準備していた仕事は、いわゆるひとつの「料理とスタイリング」という仕事です。

今回は、とある料理屋さんのシェフのレシピに合うお皿やリネンやカトラリー、小物を準備して、料理して、写真に映えるような状態でお皿に盛って、カメラの前にセッティングするというものです。30種類弱のレシピがあって、撮影した写真はもろもろ含めて40パターン。3日間かけて、自宅で撮影しました。カメラマンはベテランのOさん、編集兼ライターのNさんがこまかい作業を手伝ってくださいました。

通常は、スケジュール通りにいくことなんてなくて、どうせ夜遅くまでかかって大変なんだろうなあと思っていたのです。しかし、実際は全日夕方にはのんびりお茶を飲んで次の撮影の打ち合わせをしているという、理想的なスケジュール。初めてにしてはじっくり取り組めました。

これが形になるのは、書籍で、今年中かな?その辺は、私の手をはなれてしまった状態なのです。これも不思議。いつもの私の役割なら、印刷のその日まで作業待機作業待機びくびく、という感じなのですけれども…。

楽しみだなあ〜。

グラフィック仕事人とゆー言葉を掲げてやっておりますワタクシメですが、現在新しい仕事に取り組んでおります。先週はその準備、今週は本番となり、予定では来週の頭まで仕事にかかります。

やったことないことをプロ並みにこなすためには、テンションアップ!!「お前はできる子」と自分に暗示をかけております。例えば、NHK「プロフェッショナル」とかTBS「情熱大陸」とかそういう類の番組を見たりとかね。ってもともとこういう番組好きなんだけど。

無事終わりましたら、ご報告をいたしますです…。

正確に言えば、料理を作って皿に盛ってそれを撮影する修行をしたというところでしょうか。

8点の漆器に合う料理を考え、撮影当日の朝までに用意し、器が美しく見えるように盛り込み、写真を撮りました。7月半ば、クーラーの効かない部屋を閉め切って撮影していたため、最後の方は完全に酸欠・熱中症一歩手前。終わって器を先生の所に返しに行くついでに、買って飲んだポカリスエットが命の水かと思いましたよ…。

漆工房伊藤さんのお宅にうかがったのは夏のはじめ。気軽に受けた案件は、お金をもらわずに取り組む習作のような仕事でした。なんでってやったことなかったから。しかし、はじめてで、漆、というのは非常に非常に難しかった!!!

漆というのは、なんというか、境い目がすごくぼやっとしているものなんですよ。そういうような話を先生から聞いたのですが、そのときは全くピンと来てなくて、「はあ〜、そうなんですか〜」と流していたのですが、カメラを覗いて、いざピントを探すと、ない!どこまでももや〜っとしている!見ている分にはそこがまさに美しいのだけど、カメラの勉強など全くしていないシロウトのおいらには、途方に暮れるばかりでありました…。

「ここちもの」