2008年10月13日
正確に言えば、料理を作って皿に盛ってそれを撮影する修行をしたというところでしょうか。
8点の漆器に合う料理を考え、撮影当日の朝までに用意し、器が美しく見えるように盛り込み、写真を撮りました。7月半ば、クーラーの効かない部屋を閉め切って撮影していたため、最後の方は完全に酸欠・熱中症一歩手前。終わって器を先生の所に返しに行くついでに、買って飲んだポカリスエットが命の水かと思いましたよ…。
漆工房伊藤さんのお宅にうかがったのは夏のはじめ。気軽に受けた案件は、お金をもらわずに取り組む習作のような仕事でした。なんでってやったことなかったから。しかし、はじめてで、漆、というのは非常に非常に難しかった!!!
漆というのは、なんというか、境い目がすごくぼやっとしているものなんですよ。そういうような話を先生から聞いたのですが、そのときは全くピンと来てなくて、「はあ〜、そうなんですか〜」と流していたのですが、カメラを覗いて、いざピントを探すと、ない!どこまでももや〜っとしている!見ている分にはそこがまさに美しいのだけど、カメラの勉強など全くしていないシロウトのおいらには、途方に暮れるばかりでありました…。
[ 今日の仕事 ]
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