2008年04月03日
8時半、油山を出発、高速に乗らずにゆっくりとドライブ。ブ〜。メンバーは、夫とその友人2人、そしておいら!
10時半、朝倉はお約束の三連水車に到着。お約束ですが、福岡県民ですが、初めて来ました。各自が水車に関するいろんな疑問を抱いたが、それぞれにその疑問をゆるくスルー。
隣には「藤井養蜂場」。ハチミツの工場とショップがあります。最近蜂に刺されて恐怖症の夫をひきずって蜂の研究をしようと思ったのだけど、どちらかというと蜂の思い出館という感じで、刺されたときの対処法などはどこにも書いてない。
世界と日本のハチミツを片っ端から味見。んまいな〜。写真はほんの一部で、いろいろある。クコの実、なたね、ダッタン、ローズマリー、生姜…。国産ものの品揃えもすごいけど、世界各国のいろんなハチミツのテイスティングが楽しい。コーヒーとそばのハチミツを購入しました。ものすごくクセのある味。
はちみつは、ミネラルがたっぷりで、精製糖と比べ低カロリーです。おいらは料理にがんがん使います。特に甘露煮とか煮豆など、たっぷり砂糖を使う料理には、いろんな種類の砂糖を少しづつ入れて風味を効かせるので、ついつい買い込んでしまいます。旅先では珍しいものが結構こっそり売ってある。
みんなで「ハチミツソフト」と、「はちみつばっかりまんじゅう」というのをむさぼり食う。まんじゅうはとてもしっとりして美味い。ソフトも、はちみつを月代わりで使って作るこだわりっぷり。すこーし色がついて優しい甘み。
今回の旅は、ずっと前から行きたかったお店を訪ねる旅なのだ。
その1、お昼は超有名店「吉井十八」へ。まず完全予約制「東京エックス」のトンカツ一枚を4人で分けて食う。やらかい…。これに慣れると他では食えなくなるだろうなあというドリームトンカツ。他のテーブルでは、老夫婦がトンカツ各一枚に、フツーに鍋食ってたんで、そのおかしい組み合わせを見ても、トンカツはマストだということがわかる。おいらたち、男子3名女子1名で、トンカツ1枚と鴨のすき焼き(2人前)を食う。老夫婦に完敗だ。(この後いろいろ食うためだけどさ)
「吉井十八」、メニューが異常に豊富な店でした。肉も酒も鍋も種類がものすごく多くて、メニューのページ数がハゲシイ。忙しそうなお店だけど、ご主人もいい感じで、前評判通りの大満足でした。
とっても行ってみたかった店その2! 13時半、十八から車ですぐの「シェ・サガラ」。デニッシュ系のパンでは日本でもトップクラスの有名な職人さんのお店なのです。手の込んだケーキみたいなパンがいっぱいで、全部買ってしまいたくなって、どうにかなりそう。木の実や黒いハードパンも、ワインに合いそうなオトナのパン・サンドイッチもずらり。
全員、お買上げ&イートイン。すると、きちんとあっためてくれるのですよ、コレが。ワタシ、こういうのに弱い…。焼きたての最高の状態をきちんと食べてもらおうという姿勢。しかも、スイートデニッシュ系は適当にあっためると、トッピングが焦げたり溶けたりするのだけど、そういうヘマは当然なくて、丁寧なお仕事。ちょっとパンをほおばれるイートインスペースから耳納連山の山影を遠くに眺めながら、あっつあつだよ…。
とっても行ってみたかった店その3! 2時過ぎ、「リバーワイルドハムファクトリー」。絶対ここじゃないだろうみたいな変な道を突っ切って、突如開けた川岸に発見、到着。あ、リバーワイルドってことね。
若い人(って同年代だが)がやってる燻製のお店。店構えもワイルド男子がおしゃれにハードに設計した感じです。BGMは布袋。…。いつもなのか?ショーケースやディスプレイもライブハウスのバーカウンターみたいな場末感を表現しつつ、きちんと清潔。お試してんこ盛りみたいなセットを注文して、いろいろ食べてみる。
土蔵や水路が残る吉井町。
その雰囲気を存分に楽しめる古道具の町として人気なのです。地味に確実にいい町だなあ。平日でなおかつじわっと暑さの残る日だったので、とても静かでのんびりサイコー。観光会館「土蔵」に車を停めて、散策開始。ぼやっと町を眺めて、ぼやっと写真を撮って、ぼやっと店をひやかして、うっかりおやつにお買い物…。てへ!
和菓子屋「ひた屋福富」の店先。
抹茶かき氷に抹茶わらびもちとあんこと練乳が乗ってるつうから、そんなん反則だぜ〜、とお店に入る。美味いに決まってるよね!奥には意外と落ち着けるスペースがある。それにしても甘いもの好きの男子たちは、何度おやつタイムとってもノリノリでいいね。こっちのテンションピークなのに、よく見ると元気なくなってる仲間を見るのは切ないもんね。
とっても行ってみたかった店その4!
「古道具 四月の魚」。ここですよ。今まで何度定休日にフラれたか。古道具をアートに演出する名店ですよ。ひとつひとつを味わい尽くしました…。ここではオーナーが作ったワイヤーアートをひとつ購入。持ち帰ってどんなふうにウチ色に染めようか、考えるだけでわくわくするような、広がりのある作品だ。最近、ワタクシメが出かける先にかならず足跡を残しておられる小坂章子さんがまたここにも。『徒然印度』(書肆侃侃房)がレジ前にそっとなじんでいる。
福銀も土蔵で。
薬屋さんマジなじむ。
水路のある町というのはなぜのんびりしているのだろう。
旅の締めくくりには道の駅に行かずにはおれんのだ、私は。今回は「道の駅原鶴」。もう閉まりかけであまりなにもないのだけど、行かずにはおれんのだ、私は。なぜだろうもしや前世道の駅?
ところで、腹が減ったので(どんだけ)夕食。吉井町の「トニーズカフェ」が貸切でフラれましたので、(ショック、これでまた来るぞ吉井町見てろよ吉井町)、途方に暮れる。もともとこのメンバーは「各国料理の会」と言って、とにかく日本料理以外の食事どころへ行って飲み食いするというコンセプトで集まっているので、散々考えたあげく、腹減りをぐっとガマンしつつ、春日まで戻って、「フォーバック」でがっつりベトナムの夜。
半熟卵と季節野菜のフォー。美味いなー。また来るね、ここは。明日来るね、勢いで。よっく考えたらもろもろで約1年ぶりに酒を飲む。ハゲシク美味いし、切なく暑いし、過ぎゆく夏の一日でした。
そして「四月の魚」で購入したワイヤーアートがウチの景色に仲間入り。
[ 吉井、朝倉の旅 ]
コメント