クワズイモデザインルーム







ぼくらの家ができてから

夫婦対談「クワズイモのくらし」

最新記事


(c)クワズイモデザインルーム 2007
All rights reserved.
コンテンツ上に掲載されている文章及び画像、写真等の著作権は全てクワズイモデザインルームに帰属するものです。 無断で複製他の媒体への転載は法律で禁じられています。

私は、2006年8月1日、第一子を妊娠9週で繋留流産、2007年8月13日、第二子を子宮内胎児死亡のため妊娠34週で死産しました。泣き声をあげることのなかった子どもに、もう一度会う旅を続けています。

2009年06月04日

公開すべきか悩んだが、生まれるまでじっと10カ月もんもんとしているのもなんだか自分らしくない気がして、できるだけきちんと書こうと思い立った。

家の近くの大学病院に移り、妊娠前から様々な検査を経て妊娠し、7カ月目を迎えている。19週目で子宮頚管縫縮術(シロッカー)を受け2週間入院した。術前術後通して自宅で安静にしている。仕事も3カ月目頃には9割を店じまいしている。初期出血を除けば憂いもなく、毎日元気な胎動を感じている。

予定日は二度目の妊娠のそれと一日しか変わらない。もちろん意図したわけもなく、めぐりめぐってそうなってしまった。だから、妊娠生活は文字通りデジャヴのようだ。しかし、なぜか時間が経つのが早く感じるのは意外だった。多分、予定日が近づいているというよりも、エックスデーが近づいているような恐怖と共に生きているからだろう。

これではいかん。 狂ってしまうではないか。

お腹の中にいる新しい命には、100年は生きてもらうつもりだ。私のお腹にはなにか決定的に住み心地の悪いところがあるのかもしれない。でも、それはどうにかガマンしてもらいたいと思っている。

明日のことは考えられない。 今、ちろちろドンドンと動いている命の、「今日」を、いや、「今」を愛しく思う。それでいいのだ。